新しい生き方への示唆:その2
前の記事では、
成功するリーダーが、
どのようなアプローチで
自らのVisionを表現し、人を動かしているか
をご紹介しました
さて、その続き
組織論・マネジメント論の方では
どう表現されているのでしょうか?
2.マネジメントで
組織をマネジメントする分野で
特に米国で言われていることに
次のようなものがあります
基本的に人間は3種類である
Visionary
Explorer
Worker
Visionaryは
新しいVisionを提示し
Explorerが
その実現方法を探索し
Workerが
実際にモノを作る
この理論は、ピラミッド型の模式図で説明されることから
一瞬、人間の優劣や支配構造を表しているかのように受取ってしまい
差別的だと感じる方もおられるかも知れませんが
この理論が言いたいのはそういうことではなく
「社会的な役割分担」としての実際です
つまり、
iPod/iPad/iPhoneなど
これまで世の中には無い、全く新しい機器・仕組みを
発想するのはVisionaryの役割です
ですが、Visionaryだけでは
どうやって具体的にモノとして生産ラインに乗せるか
は判らないものです
そこは技術論・手法論を始めとして
実際の部品調達、
生産ラインを担う工場・企業の発掘や交渉
など、実に複雑で多岐に亘る業務が必要になってきます
この部分を担うのが
手法探索者としてのExplorerなのです
そして、Explorerだけでも
「モノとしての製品」は生産できません
Explorerが探索した手法・製造方法を
忠実に再現し、一定の品質を維持する生産活動を続けられる
Workerの存在が欠かせません
つまり、
Visionary
Explorer
Worker
の
どの役割が欠けても
新しい製品は、世の中に提供されることができない
訳ですから
どの役割も重要ですし
お互いに、他の役割の方々がいるからこそ
自分の役割に徹底集中できる
ともいえます
ただし、これらの役割分担の性格上
Visionary < Explorer < Worker
の順に人数が多くなることは
お分かりいただけると思います
では、前記事でご紹介した
成功するリーダーのアプローチパターンと
このマネジメント論を並べたら
どんなことが判るのでしょうか?(o^-‘)b
それは、次の記事でご紹介いたしましょう~V(^^)v
新しい生き方への示唆:その1
先日、ふと
マーケティングにも関係するリーダー論と
組織マネジメントのある理論を組み合わせて
新しい生き方・志向性が判りやすくなる
アイディアが降ってきましたので、
シェアしたいとおもいます(#^.^#)
目次的には
1.リーダー論で
2.マネジメントで
3.両者を統合する
4.新しい生き方の示唆
となっています
それでは早速始めましょう…o(^o^)o
1.リーダー論で
TEDという動画コンテンツをご存知でしょうか?
1テーマを数分~十数分で、非常に判りやすく紹介・解説する
プレゼンテーションが、ギッシリ詰まっています
その中でも傑出しているもののひとつが
サイモン・シネック氏による
「優れたリーダはどうやって行動を促すか」
です
何故、アップル製品だけが
徹夜の列をなしてまで欲しがられるのか?
米国の黒人差別と戦った人々の中で
何故、キング牧師だけがムーヴメントを起こせたのか?
多くの人々が挑戦した「空を飛ぶ」ことに対して
何故、資金も理論的背景も乏しかったライト兄弟だけが
成功したのか?
というという問に対して
サイモン氏は、
これらの成功したリーダたちと
普通の人々とでは、行動原理が正反対である
ことを
シンプルな3つの同心円モデルで
見事に見切っています
サイモン氏は、このモデルを使って
・売れる商品説明のアプローチ
と
・通常の(売れない)商品説明のアプローチ
の何処が本質的に異なっているのか
を明瞭に説くのです
ゴールデンサークルと彼が呼ぶモデルは
図のとおりです
詳細は、記事末尾に張ったリンク先の
TEDで語ったサイモン氏のプレゼンを
ご覧頂きたいのですが
概要をかいつまんでご紹介すると…
ありがちな説明は
●What
こんな製品を開発しました!
●How
これを使うと、こんな事ができます!
一つ買いませんか?
と、ゴールデンサークルの外側から
内側へ向かう説明方法となっているが、
これでは購買意欲が湧かない
成功するリーダーは
まず
●Why
何を考えているのか
何を目指しているのか
目標を明確に語っている
●How
次に、その目標に到達するための
方法を提唱し
●What
最後に実現したモノ・コトを提示する
人は、
・人の何故
・コミットメントされた目標・ビジョン
に共感する生き物であり
だからこそ、
成功するリーダーは、
Why→How→What
という
ゴールデンサークルの内側から外側へ向かう
アプローチによって
人々に行動を促している
という
サイモン氏の
成功するリーダーの「志向性原理の発見」なんですね
なかなか面白い理論ではありませんか?
それでは、組織論・マネジメント論の方では
どうなっているのでしょうか?(o^-‘)b
それは、次の記事でご紹介致しましょう~V(^^)v
サイモン氏による
オリジナルのプレゼンテーション(日本語字幕付)
はこちらです
是非、ご覧になってみてくださいね(o^-‘)b