Archive for 5月 25th, 2015

新しい生き方への示唆:その4

前の記事では、
成功するリーダーのアプローチパターンと
3層のマネジメント論を統合したら
どんなことが判るのか
ご紹介いたしました
 

それでは、この統合から
どのような「新しい生き方」への示唆
が得られるのでしょうか?

4.新しい生き方の示唆

前の記事では
二つの理論図を単純に横に並べました

 

今回は少し、カタチを変えて統合してみましょう~o(^o^)o

はい!コチラです
[Visionary - Explorer - Worker]と[Why - How - What]の統合

[Why – How – What]図も
[Visionary – Explorer – Worker]図も
どちらも「3」がキーになっていますから
3重の同心円にしてみました

 

間には、前記事で分析した
使っているモノ・スキル(Media)と
追求しているモノ・コト(output)で
埋めました

こうやって眺めてみて
あえて一番上に空けておいた5番目の扇形の部分には
どのようなキーワードが浮かんでくるでしょうか?

 

それがコチラです
新しい行動原理:Being,Doing,Having

Visionary – Whyに対して
Being

Explorer – Howに対して
Doing

Worker – Whatに対して
Having


それぞれ対応します

 

◎チャートから判る心の立ち位置

これは、
それぞれの役割を担っている人が
どのような意識でいることが多いか
を表しています

3次元化手法を使って収穫を追及している
Workerの人は、
何を持っているのか
が最大の関心事となっています

持ち物としては、
3次元として最も判りやすいモノ(宝飾品、衣服、車、家など)
を始めとして
容姿、能力としてのスキルなど
直接目に見えないものでも
「持ち物」であれば
それがどのようなものであるか
つまり、Havingに意識が向きやすいのです

 

方法論を使って実績を追求している
Explorerの人は
何をしているのか
が最大の関心事となっています

どうやって実現したのか
どんな行動をしたのか
どんな手法を使ったのか
「すること・したこと・なしたこと」
つまり、Doingに意識が向きやすいのです

 

創造性を使って存在理由を追及している
Visionaryの人は
どう在るか
が最大の関心事となっているはずです

どんな状況に遭っても
自分はどう在りたいか
つまり、Beingに意識が向きます

 

ただし
普段WorkerでDoingに意識が向いたり
ExplorerでHavingに意識が向くことは
よくあることです

肝心なことは
意識の重心が総じて
どこに在るか?
に気付くことです

そうすると
自分が今まで
無意識だった
・自分の立ち位置

・大切にしてきたこと
が見えてきませんか?
気づきやすくなりませんか?
ということなのです

 

つまり
このチャートは
自分の意識が何に向けられていることが多いのか?
に気付くことを通じて
自分の役割と追求していることの意味
を再認識しやすくするためのツール
にされてはいかがでしょうか?
という、私からの提案です

 
 
では
このチャートを
人生に当てはめると
どのように使え、
何が示唆されるのか

それは、次の記事でご紹介いたしましょう~V(^^)v

新しい生き方への示唆:その3

 

前の記事では、
組織論・マネジメント論で
3つの役割がある
ことをご紹介しました

さて、その続き
成功するリーダーのアプローチパターンと
このマネジメント論を並べたら
どんなことが判るのでしょうか?

 

3.両者を統合する

[Visionary - Explorer - Worker] [Why - How - What]
前2つの記事でご紹介した
両者のモデル図を並べてみた
のがこの図です

 

[Visionary - Explorer - Worker]の Media:創造性、方法論、3次元化
3つの役割のそれぞれが
何を担っているのかを改めて列挙すると
こちらの図になります

Visionaryは
創造性を使って役割を果たそうとします

Explorerは
方法論を使って役割を果たそうとします

Workerも同じように
生産という3次元化手法を使って役割を果たそうとします

 

[Why - How - What]のOutput:存在理由、実績、収穫
一方、
Whyというアプローチは
存在理由の追求である
といえます

同様に
Howというアプローチは
その手法が実現させた結果
つまり実績の追求である
といえます

さらに
Whatというアプローチは
まさにモノが対象ですから
結果としてどれだけの収穫があったか

主要なアウトプットとしての追求テーマとなっています

 

このようにみてくると
両者がつながり始めます

Visionaryは
「創造性」という手段を用いて
Whyというアプローチで
「存在理由」を追求している

Explorerは
「方法論」という手段を用いて
Howというアプローチで
「実績」を追求している

Workerは
「3次元化」という手段を用いて
Whatというアプローチで
「収穫」を追求している

と分析できるのではないでしょうか?

 

それでは、この統合から
どのような「新しい生き方」への示唆
が得られるのでしょうか?

それは、次の記事でご紹介いたしましょう~V(^^)v

新しい生き方への示唆:その2

 
前の記事では、
成功するリーダーが、
どのようなアプローチで
自らのVisionを表現し、人を動かしているか
をご紹介しました

 

さて、その続き
組織論・マネジメント論の方では
どう表現されているのでしょうか?

2.マネジメントで

組織をマネジメントする分野で
特に米国で言われていることに
次のようなものがあります

組織の3階層:Visionary - Explorer - Worker

基本的に人間は3種類である
Visionary
Explorer
Worker

Visionaryは
新しいVisionを提示し

Explorerが
その実現方法を探索し

Workerが
実際にモノを作る

 
この理論は、ピラミッド型の模式図で説明されることから
一瞬、人間の優劣や支配構造を表しているかのように受取ってしまい
差別的だと感じる方もおられるかも知れませんが
この理論が言いたいのはそういうことではなく
「社会的な役割分担」としての実際です

 

つまり、
iPod/iPad/iPhoneなど
これまで世の中には無い、全く新しい機器・仕組みを
発想するのはVisionaryの役割です
 
ですが、Visionaryだけでは
どうやって具体的にモノとして生産ラインに乗せるか
は判らないものです
 
そこは技術論・手法論を始めとして
実際の部品調達、
生産ラインを担う工場・企業の発掘や交渉
など、実に複雑で多岐に亘る業務が必要になってきます
 
この部分を担うのが
手法探索者としてのExplorerなのです
 
そして、Explorerだけでも
「モノとしての製品」は生産できません
 
Explorerが探索した手法・製造方法を
忠実に再現し、一定の品質を維持する生産活動を続けられる
Workerの存在が欠かせません

 
つまり、
Visionary
Explorer
Worker

どの役割が欠けても
新しい製品は、世の中に提供されることができない
訳ですから

どの役割も重要ですし
お互いに、他の役割の方々がいるからこそ
自分の役割に徹底集中できる
ともいえます

 
ただし、これらの役割分担の性格上
Visionary < Explorer < Worker
の順に人数が多くなることは
お分かりいただけると思います

 
では、前記事でご紹介した
成功するリーダーのアプローチパターンと
このマネジメント論を並べたら
どんなことが判るのでしょうか?(o^-‘)b

 
それは、次の記事でご紹介いたしましょう~V(^^)v

2015年5月
    6月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
お薦めの書籍等